小型の無尾翼グライダー模型の自作
無尾翼のDLG(ディスカスランチンググライダー)を作りたい!!と思い、翼型を選定していました。
その中で MH61 という翼型がよさそうだと分かって来ましたので、そろそろ作ってみたいと思います。
作りたい無尾翼グライダー模型のスペックは下記です。
①スパン 750~1000mm (ばらさずに運べる・助手席にほりこめる)
②最低失速速度 5m/s (ハンドキャッチできる・ランディングで壊しにくい)
③最高飛行速度 10m/s (ある程度の風のなかで飛ばせる)
④最低沈降速度 0.4m/s (ソアリングできる)
⑤ダッチロール・スパイラルの収束が早い
サイズ感的には、スパン 900mm 平均翼弦長 200mm くらいがちょうどよいだろうか。
重量は 180~250g になると予想。
ということで早速設計図を描いてみました。
スパン900mm 翼平面形テーパー+前進翼。(ほぼ完全に Dream-Flifht の alula のパクリです。。。)
翼型は、MH61。ねじり上げ等はなしで、フラップ-2度でバランスする予定です。
XFLR5 で空力解析をしてみたところ、翼面積が大きく全備200g でも V_min = 4.8m/s で飛ばしやすいはずです。最低沈降速度は 0.48m/s と目標の0.4m/sにはとどかず。
早速作っていきたいと思います。
材料費は電装抜きで5000円ほど。(バルサ・接着剤・フィルム)
製作工数は20時間程と予想します。
完成したので早速近所で飛ばしてみました。
垂直尾翼(無尾翼と言いながら垂直だけは付いている)の剛性が足りず、高速で投げるとひっくりかえってしまいます。なので、あまり試験できませんでしたが、旋回はとてもスムーズ!
後は尾翼剛性のUPをすれば、これはこれで完成です。
ただ、滑空比をもっと良くしたいので、もっとスパンの大きな機体も作りたくなってきました。
1年ほど放置した後に、垂直尾翼を強化してもう一度飛ばしてみました。
今度は、海岸に持って行ってリッジソアリングにチャレンジしました。
思った通りに旋回ができます。
最小沈降速度がもう少しゆっくりだったらいいなと思いますが、小型で取り扱い強度も高く、扱いやすいのでこれはこれで満足のいく出来栄えになりました。
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